茹で上がったそばを夏さながら、ザルにあげて一気に冷水に通す。
ヒヤッとする冷水でザクザクに洗い、素早く冷やすことでシコシコ引き締まった食感になった。
出汁の風味が利いた麺つゆで、引き締まった蕎麦を食べた女性陣は、いっそう笑顔を深くした。
僕の知り合いが、浅草のあるところで蕎麦打ち体験会をやることになった。
現場に到着すると、主催者の男性1人、魅力的な女性が4人。
僕の目は瞬間的に吸い寄せられた(^-^ )
男女ペアになって一緒にコネコネして、
その中でお互い「あ!」と手が触れ合って
一瞬に気まずい時間が流れ・・・。
というようなアニメのようなシチュエーションを想像したが、現実は存在しなかった(^-^ )
とりとめのない話をして終わった程度である。
一通り、人が集まったら粉からそばを作る。
コネコネ
サッサッさ
素早くコネルことが、美味しい蕎麦を作る条件とのことだ。
もたもたコネていると、
切れたりするような蕎麦になってしまう。
トントンと蕎麦を切る。
同じ長さに切るのが非常に難しい。
出来上がった蕎麦を口に運んでみると、
コシがあり良い食感だった。
儚い風味の中に、甘苦く自然のエキスが秘められていた。
麺つゆは、スーパーで買ってきたものでなく、主催の方が一から作ったとのこと。
出汁がきいていて非常に美味しかった。
これを期に、駅前の立ち食いそばバカリでなく、
ちゃんとしたお店の手打ち蕎麦を食べたいと思ったのである。
女性陣がなぜ、蕎麦を口にした時いっそう笑顔を深くしたのか、よくわかった。